フィリピン通商産業庁
メッセージ
日本退職者協会(JRA)のパンフレットの出版に対して、心からお慶び申し上げます。
フィリピン退職庁(PRA)の取次店である日本退職者協会が、フィリピン内外において、特に日本人退職者に対して、PRAフィリピン退職者居住プログラムの推進にこのような形でご尽力されることは私たちにとってもたいへん勇気付けられることです。
フィリピンは、日本との二国間関係を特に重要視していて、二国のビジネス共同体間の貿易と投資をさらに促進することは最重要課題であると認識しており、そのことを強調すべき良い機会であると捉えております。と申しますのも、日本はフィリピンにとって、第一位の投資国であり、第一位の輸入国であり、第二位の輸出相手国であるからです。
長年にわたり、多くの日本企業がフィリピンを、アセアンにおける海外生産の理想的拠点と捉え、従ってフィリピンビジネスに参入してこられました。
彼らはフィリピンの会社とパートナーシップや合弁を通じて、提携関係を結び、その業種も、自動車、銀行、貿易、マーケティング、製造、工業団地開発など、多岐にわたっております。長年操業を続けてきた彼らは、さらに、事業拡張にも着手しております。
一方、多くの企業が、同列会社や関係会社に対し、特に「経済特別指定地域」への事業移転を呼びかけております。そうすれば、彼ら既得の様々な優遇措置を、新規参入の彼らも利用することができるからです。
長期にわたり成立してきた日本人とフィリピン人との親密な関係、および、ビジネスにおける共鳴と経済的協調関係は、これからも深まっていくに違いありません。
従って、私たちはすべての日本人国民に対し、日本退職者協会のパンフレットに説明されているような特別退職者居住ビザ・プログラムの特典を、利用されることをお勧めします。
熱帯の国として、フィリピンは、7,107の島々の至るところに、陽光降り注ぐ、多くの砂浜や海岸を備えた、田園詩的な観光旅行スポットを持っています。合わせて、各州には独特の文化的伝統、歴史的建造物、および自然の造形、美術、工芸、音楽および郷土料理が存在します。
フィリピンを選んだ退職者の方々は、この国を、新天地として、また、もうひとつの我が家として、多くのことを期待して頂いてよいと思います。
ようこそフィリピンへ、マブハイ!
マニュエル・ロハス
フィリピン通商産業庁長官
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